椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアの症状
椎間板とは、骨と骨の間の軟骨の事で、普段はクッションの役割を果たしています。
ところが、その椎間板内の髄核(ずいかく)が何らかの原因で外に飛び出してしまい、神経を圧迫し、激しい痛みやしびれを引き起こす状態が椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニアは、頚から腰にかけてどの場所にも発生しますが、そのほとんどが腰の部分で起こります。
椎間板ヘルニアの原因
椎間板ヘルニアは様々な要因が重なって起こりますが、激しい運動や椎間板に負担が掛かる場合に多くみられます。例えば、
【1】中腰で重いものを持ったり、運んだりした
【2】長時間の座り仕事や車の運転
【3】腰を強くひねる(ゴルフなど)
【4】サッカーや柔道といった激しいスポーツ
といったような動作が挙げられます。
また、自覚症状としては
【1】腰から足先にかけて痛み、しびれ
【2】腰や背中の強い痛み
【3】歩行が困難
【4】足の感覚が鈍い
【5】尿が出にくくなったり、便秘がちになる等があります。
このような症状があれば、すぐにご相談ください。
椎間板ヘルニアの予防&対処法
椎間板は、縦方向の圧力には強いのですが、前後に曲げたりねじったりする力には弱いという性質があるので、普段から体をひねる動きなどに注意することも必要です。
その対処法としては、
【1】腹筋や背筋を正しく鍛える(背骨への負担を少なくする)
【2】食生活の見直し(太りすぎは背骨への負担を大きくします)
【3】姿勢の見直し(同じ姿勢を長時間とらない、中腰の前傾姿勢に気をつける)等に注意しましょう。