坐骨神経痛
坐骨神経痛の症状
人体で最大の神経である坐骨神経は、おしりから太ももの後面、ふくらはぎ、かかとまでの皮膚感覚を支配しています。
この坐骨神経の元である神経が圧迫されることにより、その走行部位である殿部から、太もも後面、ふくらはぎにかけて走るような痛みやしびれがあり、時にはかかとから足の指まで痛みます。
坐骨神経痛の原因
【1】背骨の問題→椎間板や変形した骨が坐骨神経を圧迫して痛みやしびれが出現。
(椎間板ヘルニア、すべり症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など)
【2】筋肉の問題→腰やお尻の筋肉が坐骨神経を圧迫し痛みやしびれが出現(殿部、腰部の筋肉の緊張など
坐骨神経痛の予防&対処法
原因にもよりますが腰に負担をかけないことと、腰の筋肉を強化し柔軟性を保つことが基本になります。
○PCを使う事務仕事や長距離運転の場合、こまめに姿勢を変えるなどして同じ姿勢をとらないよう心がけましょう。
○荷物の運搬や洗顔、掃除機をかけるときなどは、腰への負担が増すので要注意です。膝をうまく使って中腰の姿勢をできるだけ避けましょう。
○高いヒールや硬い靴底の靴は、腰に負担がかかるのでなるべく使わないほうが良いでしょう。
<腰の筋肉強化、柔軟性向上>
○腹筋、背筋の強化(水泳、散歩などがお勧めです)
○ストレッチ体操、腰痛体操は腰の柔軟性を向上させます。勢いをつけずゆっくりと行うことが大事です。